<体が不調な時の楽しみ方> 自分で確かめる神経のつながり
「眠い時には足の親指をほぐす」ーーかつて高校の教師をしていた頃、職員会議が私には大の苦手でした。とにかく眠くなるのです。居眠りしていたと記憶していますが、時にはそうもしていらない場合もあります。何とか目が覚める方法はないかと、あちこちつねっている時に親指の第一関節をつまんで、コリコリと揺すってやると、偶然目がパッチリとして頭がはっきりすることに気付きました。
目の神経と、どのようにつながっているのかはわかりませんが、寝不足をしている人や目の疲れている人は、その部分を触れられると確実に痛みます。そして痛みをほぐすことで目がすっきりするのです。
これまでに発見をした二、三の例をご紹介しましょう。
「コムラ返り」 ー-ある朝、起きようとして突然、右のふくらはぎに石のような固まりができてつりあがり、激痛が走りました。私にとっては生まれて初めての経験でしたが、これが彼の有名なコムラ返りか、と察知しました。
痛みの中 で体のあちこちをさぐってみたところ、後頭部の頸椎一番右横を親指で押したとたん 神経がふくらはぎのほうへピピピと走ってふくらはぎがフッとやわらぎ痛みはなくなりました。
コムラ返りは医学的には神経の冷えからくると言われています。水泳中に起こって、プールサイドで足の親指を引っ張っている人を時々見かけますが、かなりの時間痛んでいるようです。私の方法ですと、それこそものの数秒で解消です。会員の中でよくコムラ返りを起こす人がいましたので、この方法を教えましたら、早速ためしてみて「本当だ。すごい」と喜んでいました。
「歯の痛み」ー-ムシ歯で痛むのは処置しなければなりませんが、過労などから歯が痛むこともあります。それをてっきりムシ歯だと思って歯医者に行ったら、何ともありませんよ、と言われる人も多いようです。
歯が痛んだ時は、まず全身の体ほぐしをします。そして特に首や顎関節や頬骨たいてい の際、コメカミなどの神経の流れを良くします。それでも痛みが変わらない時は歯医者へ行けばいいでしょう。
歯科で部分麻酔をしてもらった時は、痛み止めの薬をもらいます。「私は要りません」と言いましたら、歯医者さんが「大丈夫ですか。ずい分痛みますよ、本 当に要らないんですね」と何度も念を押されました。
歯の麻酔薬を注射された時、顔の神経を色々触ってみました。すると口やアゴの周辺で小さな節ができています。麻酔薬は体にとっては毒ですから、神経や血管やリンパ管などが節をつくって、それ以上まわらないようにブロックしているのではないでしょうか。
痛みは麻酔薬がさめる時に起こります。そこで覚める前にプロックされている部位をほぐします。そうすると全く痛みはありません。これは是非みなさんも是非試してみて下さい。
その他「ものもらい」ができた時に首を振ることや「切り傷」の自然治癒など色々あります。自分で治し方を発見するのは文字通り愉快なことです。これはボディートークの基本的な考え方です。
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